2013年07月05日
トーノZEROアニメ感想宇宙戦艦ヤマト total 2508 count

2199コミック3巻感想

Written By: トーノZERO連絡先

「読まないの?」

「おい、これは本当にヤマトコミックなのか? 表紙がヤマトっぽくないぞ」

「うちで一番人気のコミックです」

「おそるおそる……。なんだこれは。ヤマトにこんな面白いコミックがあったのか。素早くページをめくりめくり。私は今感動している」

「どうよ」

感想本体 §

「じゃあ、3巻は良かったの?」

「非常に良かった。嬉しかった」

「どこが良かった?」

「ガンツとヤレトラーが生きた人間に見えた」

「それだけ?」

「いや、ガンツが泣いた」

「ガンツが泣くことが重要?」

「もちろん。ガンツ泣きという言葉まで作って使っている男だ」

「ヤレトラーは?」

「ヤレトラーの死は、本当なら物語の重要なターニングポイントだ。ヤレトラーを殺してしまった瞬間に、ヤマトは古代守を殺してしまったガミラスと同じ立場に立つ」

「ヤマトは遊星爆弾さえ発射不能にすれば良くて、全滅させる必要は無かったわけだね」

「そうだ。従って、このあとの物語は、ガミラスの内部分裂と、ヤマトの内部分裂に軸足が移っていく。どちらにも正義はないから当然だ」

「ガミラスの内部分裂って?」

「デスラーは酔った冗談男を落とすし、ディッツとゼーリックは対立するし」

「ヤマトの内部分裂って?」

「オルタを殺そうとする伊東と止める真田の対立」

「なるほど。だから、EX178の内部分裂の話に続くわけだね」

「そう。ヤマトとガミラスは協力すべき存在となり、メルダと山本の激闘は和解に続く」

「まとめると?」

「そうだな。そういう意味での流れをコミック版はアニメ版よりも、もっとよく描いている……ように思う。そこは一人で描いているコミックの勝ちだ」

「一人? それが重要?」

「うむ。この場合は重要なファクターだ」

「なんで重要なの?」

「その話は、2199が完結してからな」

「ケチ!」

オマケ §

「兄弟ってののどこがふるいんだ~♪」

「は?」

「思わず歌っちゃったよ」

「なんだそりゃ」

「ソウル・ブラザーだよ」

「分からない」

「宇宙船サジタリウス 歌と音楽集に入ってる」

「ヤマト関係ない」

「全く無縁とも言い切れない」

「なんでだよ。宇宙だからかよ」

「いいや」

「じゃあ、なぜ?」

「第五章のエンディング歌った影山ヒロノブさんが歌ってるから」

「でもなんで兄弟なんだよ」

「ガンツとヤレトラーが兄弟なので」

「えー」

宇宙戦艦ヤマト

同人小説(PDF形式、無料ダウンロード可能) §

小説推理サイボーグシリーズ (PDF形式、無料ダウンロード可能) §